つい他人と比べてしまうあなたへ
最近、SNSや日常の中で「他人と比べてしまって、疲れる」ことはありませんか?
投稿される幸せそうな写真、大切そうに見える家族、キラキラした友人… それと比べて、なんとなく自分の人生が色あせて感じる。そんな思いを抱えながら日々過ごしていませんか?
💡他人と比べたくなる時、自分がほんとうに求めているもの
誰かと比べて落ち込むとき、その感情の奥には「自分の本当の望み」が隠れていることがあります。
たとえば:
認められたい
安心感がほしい
誰かに評価されたい
そんなふうに、自分の心がどんな気持ちを抱いているのかに気づけたとき、それは「自分とやさしく向き合う」ための入り口になります。
✨つい周りと比べてしまうのはなぜ?
「つい周りと比べてしまうんです…」という相談は、セラピーでも本当によくあります。
話を丁寧に聴いていくと、その背景には「ちゃんとやらなきゃ」「完璧にこなさないと」といった、自分に対する厳しい目やプレッシャーが潜んでいることが多いんです。
そしてこの「比較グセ」が深くなるほど、どれだけ成果を出しても満足できなかったり、どんなに頑張っても「まだ足りない」と感じてしまう… そんな感覚に心が支配されていくこともあります。
それが、気づかないうちに「不安」や「焦り」の種になることもあるのです。
✨周りと比べて落ち込みそうなときのヒント
1.「他人の芝生は青く見える」と知る
どれだけ似た状況に見えても、他人の人生の背景や悩みは、私たちには見えません。だからこそ、比べても意味がないことがほとんど。「比べてもしょうがないな」と、少し肩の力を抜いてあげましょう。
2.過去の自分と比べてみる
1年前、5年前、10年前のあなたはどこで何をしていましたか?今のあなたは、あの頃と比べて、どんなふうに変化してきたでしょうか?
つい誰かと比べて落ち込んでしまいそうなときは、 「自分自身の歩み」を振り返ってみてください。これは、心にやさしい“健やかな比較”です。
🧭 セラピストからのメッセージ
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。「比べてばかりで、自分が見えなくなる」 そんな経験は、誰にでもあるものです。でも実は、比較を通してこそ「自分がほんとうに求めていたこと」や「心の奥にある強さ」に気づくこともあります。
そして他人ではなく「過去の自分」と比べることで、 わざわざ他人と比べなくてもいい理由にも、気づくことができます。
どうか、自分を責めずに、あなた自身のペースを大切にしてください。
心の癒しは、自分に贈る最高のギフトです。ひとりで抱え込まなくても大丈夫。必要なときは、ぜひサポートを受け取ってみてくださいね。
🎧このエピソードを聴いてみませんか?
今回の内容は、私のポッドキャスト Brighter Days Talk(ブライター・デイズ・トーク) で詳しくお話ししています。