真の癒しにたどり着く4ステップ

~HEALという4つの鍵~

こんにちは。臨床ソーシャルワーカー/心理セラピストセラピストのガルシア明日香です。

「癒し(ヒーリング)」という言葉をよく耳にしますが、実際に“真の癒し”とはどのようなプロセスを経てたどり着けるのでしょうか?このブログでは、私がこれまで心理療法の現場で感じてきたこと、そして自分自身の癒しの旅から見えてきた「4つのステップ」についてお話しします。英単語の HEAL(癒す) に当てはめながら、一歩ずつ一緒に見ていきましょう。

💡 4つのステップで進むヒーリングの旅

🟩 H – Help Yourself(まずは自分を助ける)

こころの癒しの始まりは、いつも 「もうこのままではいたくない」という気づきから始まります。 つらい経験、複雑な人間関係、自分を責めてしまう思考…そういった日々に疲れたとき、「この状況を変えたい」と思えた瞬間から、癒しの旅はスタートします。 「自分を変えたい」「助けてあげたい」と思うこと自体が、まずは大きなな第一歩です。

🟦 E – Explore Yourself(自分を探求する)

次にできることは、自分自身の思考、感情、行動のパターンを探ってみること。 自分をどうにかしたいと思った時にできる次のステップは、「なぜこんな感情になるのか」「どうして同じパターンを繰り返すのか」と自分に興味を持って探っていくことです。無意識の思考や行動パターンに目を向けることで、自己理解が深まり、過去の経験と現在の自分とのつながりが見えてきます。 ここでは正しさよりも、好奇心と観察が大切。 無意識に繰り返しているパターンに気づくことは自己理解の大きな鍵となります。

🟨 A – Accept Yourself(自分を受け入れる)

自己探求の中で、嫌な部分や不完全な自分が見えてくることもあります。でも、そのすべてを受け入れられるようになったとき、ようやく「本来の自分」とつながり、本当の意味での癒しが深まっていきます。 癒しにとって最も大切なのは、そのままの自分を受け入れること。 「こんな私でもいいんだ」 「完璧じゃないけど、私は一生懸命やってるよね」 そう思えるようになると、心の奥深くにあった緊張や否定が、少しずつほぐれていきます。ここで初めて、「本来の自分」と出会える感覚が生まれるのです。

🟥 L – Liberate Yourself(自分を解き放つ)

最後のステップは、これからの自分にとって必要のない自己否定や、過去のこころの傷、思考のクセや思い込みを少しずつ手放すこと。 そして、「私はこのままでだいじょうぶ」「私は新しい自分を生きていいんだよ」とこれからの自分に許可を与えること。それは、「自分らしく生きていいんだ」と、自分に対する信頼と自由を取り戻すプロセスです。ここまで来たとき、私たちは本当の意味で自由になります。

🧭 セラピストからのメッセージ

ここまで読んでくださってありがとうございます。この4つのステップは、私が日々の臨床や個人的な内省の中で感じているヒーリングの道しるべです。 このヒーリングの旅は、時にひとりでは難しく感じるかもしれません。だからこそ、信頼できる人に話を聞いてもらうこと、共感し合えるコミュニティに身を置くことが大切です。 癒しは“自分に贈る最高のギフト”ですが、ひとりで抱え込まなくて大丈夫。 サポートを受けながら、自分らしいペースで進んでいきましょう。

🎧このエピソードを聴いてみませんか?

今回の内容は、私のポッドキャスト Brighter Days Talk(ブライター・デイズ・トーク) で詳しくお話ししています。

音声、または動画で聴きたい方は、ぜひSpotifyまたはYoutubeからどうぞ:

もし、心理セラピーにご興味があれば、無料コールをご利用ください。
Previous
Previous

助けを求めるのって難しいよね